GW中開催されていた、「ビブリオテカヴァニラ」。
エドワード・ゴーリー、アリス、緊縛絵、責め絵、女体画、恐怖漫画、エログロ、妖怪、といったものたちからいろいろを集めてきてまとめたといった展示。
今回初めて知って気になったアーティストは、ミストレス・ノールさん、山田緑さん、鳥居椿さん。
次は「GOTH展―解剖と縫合」がヴァニラで、「幻想耽美―現在進行形のジャパニーズエロチシズム」展がBunkamuraギャラリーで開催される。 いずれも私のようなコレ系が好きな人間にとっては垂涎モノな企画ばかり。
ただ、ここ最近ぼんやりと考えているところだけれど、アングラ系アート、カルチャー界隈では「幻想」「耽美」「怪奇」「エロスとタナトス」といったワードがどうにも氾濫しすぎている気がする。そしてそのいずれもが、寺山・乱歩・澁澤的なモノに呪縛されているかのように、それを再生産したり繰り返し語ったり、といったふう(に、私には見えてしまう)。
ただ、ここ最近ぼんやりと考えているところだけれど、アングラ系アート、カルチャー界隈では「幻想」「耽美」「怪奇」「エロスとタナトス」といったワードがどうにも氾濫しすぎている気がする。そしてそのいずれもが、寺山・乱歩・澁澤的なモノに呪縛されているかのように、それを再生産したり繰り返し語ったり、といったふう(に、私には見えてしまう)。
彼らがあまりにも強烈で強固な世界を作ってしまったことがおそらくは原因なのだろうか。それを覆するものがなかなか出てくることができないのかもしれない。だけどそれに永遠に安住しているのなら、当の澁澤たちは辟易するにちがいない。
もちろん、ロリータファッションやらと結びついたりして独自の発展を遂げてはいるのだろうけど、それらも延長線上でありどうにも突き抜け感がない。
昨年のオルセーでのサド展はフランスでの21世紀的な新しいサド受容を見たような気がした(気がしただけかも?)し、日本ももっとこのあたりに革命児が現れることを密かに期待してしまうのだった。
もちろん、ロリータファッションやらと結びついたりして独自の発展を遂げてはいるのだろうけど、それらも延長線上でありどうにも突き抜け感がない。
昨年のオルセーでのサド展はフランスでの21世紀的な新しいサド受容を見たような気がした(気がしただけかも?)し、日本ももっとこのあたりに革命児が現れることを密かに期待してしまうのだった。
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