開館90周年記念イベントということらしい。出品作家は國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂の5名。須田さんの作品がとても気に入った。現実には有り得ないはずの、思いがけないところにふとあらわれるお花や雑草。白壁を背景にオブジェのように飾られているものもあれば、注意しなくては見えないところに植えてあったりもする。都会の街の、あるいはビルの中の、どこかに密かにひっそりと生えていたら素敵かも。
会場全体に漂う木の香りに心が癒される展示。(?)
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に花開いた装飾スタイル、アール・ヌーヴォー。その巨匠の一人として讃えられる人物こそ、ヨーロッパ近代工芸史に革命をもたらしたガラス工芸家エミール・ガレその人でした。1846年にフランス東部の自然豊かな古都ナンシーに生まれたガレは、幼い頃より植物や文学に親しみ、彼の芸術の豊かな素養を育みました。若くして体験したパリ万博では異文化に触れ、とりわけ、「ジャポニスム」に強く影響を受け、日本に憧れを抱き続けたと伝えられています。のちに、フランスを代表する工芸家として世界的な名声を博し、1904年に58歳でその生涯を閉じた後もその作品は世界中で愛され続けたのでした。
そして、数々の優れたガラス工芸家たちの中でも、ガレ様式を受け継いだ存在がドーム兄弟でした。彼らの作品はガレの模倣にとどまらず、独自の世界観と造形表現を追求した稀有なものでした。本展では、日本に集うガレとドームの数ある作品から、エミール・ガレ生誕170周年を彩るに相応しい貴重な名品の数々を、未公開作品を交え、総点数約100点で展観いたします。
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/galle.html [2016/09/12]
ポンピドゥー・センターは、美術や音楽、ダンス、映画など、さまざまな芸術の拠点として1977年、パリの中心部に開館。世界屈指の近現代美術コレクションで知られます。 本展ではピカソやマティス、シャガール、デュシャン、クリストなどの巨匠の傑作から、日本ではあまり知られていない画家の隠れた名品までを一挙公開。1906年から1977年までのタイムラインにそって、1年ごとに1作家の1作品を紹介していきます。絵画、彫刻、写真、映像やデザインなど、多彩なジャンルの作品との出会いを楽しみながら、フランス20世紀美術を一望できる絶好の機会です。展示デザインはパリを拠点に国内外で活躍する注目の建築家、田根剛氏が担当。これまでにない魅力的な展示空間で、珠玉の作品群をご堪能ください。
http://www.pompi.jp/point/index.html [2016/09/12]
渋谷パルコは、渋谷宇田川町地区再開発計画に伴い、2016年8月7日に一時休業をすることとなりました。
パルコミュージアムでは残り3本の展覧会を「SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITION」と銘打ち開催してきました。この度、2016年7月29日(金)から8月7日(日)で開催いたします『SHIBUYA, Last Dance_』と題したグループ展で最後を飾り、一旦その役割を終えます。
渋谷パルコは、1973年のオープン以来、若者文化のシンボルとして渋谷の街と共に成長し、ファッション・アート・デザイン・音楽・映画・出版、そして演劇まで様々な文化を発信してきました。時代時代にパルコと深く関わった12組のアーティスト、ミュージシャン、ファッションブランドが競演する最後の展覧会『SHIBUYA,Last Dance_』。少しの間のさよならと、新しい未来へのメッセージを込めて、夢のオムニバス・アルバムのような、パルコミュージアム「最後の一幕」が上がります。
「渋谷パルコ。新しい未来へ向けた「最後の一幕」が上がる。」
伊藤桂司/井上嗣也/小沢健二/佐藤可士和/しりあがり寿/寺山修司/東京スカパラダイスオーケストラ/日比野克彦/
森山大道/HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE/TOMATO/Ground Y
http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=987 [2016/09/11]
アール・ヌーヴォーは、欧米で19世紀末から20世紀初頭にかけて全盛を極めた工芸や建築、グラフィック・アートなどの多岐にわたる装飾様式で、流れるような曲線によって構成されていることを特徴とします。
こうした流行は、同時代における陶磁器のデザインにも顕著に現れることとなり、美しく優雅な作品や東洋陶磁に倣った作品が次々と誕生していきます。これは、透明釉の下に多色の模様を施すような釉下彩をはじめとする新しい技術や技法の開発があって、初めて可能になったものといえます。
本展覧会では、アール・ヌーヴォー様式によるヨーロッパ名窯の作品の数々を、国内において総合的に紹介する初の展覧会です。
1889年と1900年のパリ万国博覧会を軸に、釉下彩を伴ったセーヴルやロイヤル・コペンハーゲン、マイセンなどの作品を中心としながら、上絵付や結晶釉などの加飾による作品をまじえ幅広く展示します。さらに、日本との結びつきを示す作品、および関連するリトグラフや素描、書籍を併せた約200点によって多彩な様相を紹介していきます。
https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/437 [2016/09/11]
「怖い」「恐ろしい」-すなわち恐怖は人間の普遍的な感情のひとつです。未知なるもの、危険なもの、不気味なものなどに対して、人間は恐怖を抱き、忌み嫌い、避けようとします。しかし「怖いもの見たさ」という言葉が表すように、それらは多くの場合、同時に強烈な好奇心を呼び起こすものでもあるのです。小説やドラマ、映画などで、ホラーやサスペンスといったジャンルが根強い人気を博すのも、この怖いもの見たさに起因するのでしょう。
江戸の人々も、怖いもの、恐ろしいものへの好奇心は旺盛だったようで、歌舞伎や小説などで怪談物が流行したのをはじめ、浮世絵にも怪異や妖怪が盛んに描かれています。本展は、江戸の人々が抱いた恐怖のイメージを浮世絵から探る展覧会です。累(かさね)、お岩、崇徳院といった生前の恨みをはらす幽霊たち、鬼、海坊主、土蜘蛛などの異形の化け物、凄惨な血みどろ絵まで、「怖い」浮世絵が一堂に集まります。
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/2016-kowai-ukiyoe [2016/09/11]
『ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話――ロンシャンの丘との対話 展 ル・コルビュジエの現場での息吹・吉阪隆正が学んだもの』展
モダニズムの巨匠、建築家ル・コルビュジエは、晩年に名作〈ロンシャンの礼拝堂とその建築群〉を計画しました。早稲田大学ル・コルビュジエ実測調査研究会は2013年度より〈ロンシャンの礼拝堂とその建築群〉の継続的調査を行なっています。早稲田大学の研究チームは礼拝堂完成後初めて、《巡礼者の家》と《司祭者の家》の実測調査を行い、さらに昨年には研究会を立ち上げ、礼拝堂本体の実測調査に着手しました。本展覧会では調査により制作した実測図を公開すると共に、《ロンシャンの礼拝堂》(ノートルダム・デュ・オー礼拝堂)に残されている、現場でル・コルビュジエが実際に使用した貴重な青写真を展示します。施工当時の建築家の息吹や、ロンシャンの丘全体との対話を感じることができると思います。会期中には現場の様子に詳しいジャン-フランソワ・マテ氏をロンシャンより招いて、シンポジウムも行います。
《ロンシャンの礼拝堂》の計画と同時期に、ル・コルビュジエのアトリエで学んだ吉阪隆正は、帰国後も早稲田大学建築学科で教鞭をとり、多くの建築家を育てました。滞仏中にル・コルビュジエのアトリエで吉阪自身が担当して描いた図面と日記帳を併せて展示し、ロンシャンの計画が始まろうとした当時、吉阪が何を学んだのかを探る手掛かりとしたいと思います。
『チューリッヒ・ダダ100周年――ダダイスト・ツァラの軌跡と荒川修作』
2016年は第一大戦下の中立国スイスのチューリッヒで、ルーマニア出身のトリスタン・ツァラらによってアヴァンギャルド芸術運動ダダ(ダダイズム)が始動してから100年目にあたります。ツァラが「ダダは何も意味しない」と叫んで芸術のあり方を問い直したように、ダダはベルリン、パリ、ニューヨーク、東京などに拡がった最初のグローバルな芸術運動でしたが、その後1960年代にネオダダとして新たな復活をとげ、21世紀の今日なお現代アートの起源となっています。また、ツァラは第一次大戦後パリに移り多彩な活動をつうじて、ピカソ、ミロ、マティスらとのコラボレーションによる多くの詩画集を発表しており、ツァラの軌跡をたどることでモダンアートの貴重な場面が再現されます。今回は、ダダの機関誌DADAの貴重な初版オリジナル全号(早稲田大学図書館蔵)、トリスタン・ツァラ関連初版本(ピカソのリトグラフ付き、個人蔵)、ルーマニアのダダ関連資料、50年前の各国のダダ展図録、さらにはネオダダに参加した荒川修作の版画(會津八一記念博物館寄託)なども展示します。なお、この特集展示は駐日スイス大使館の後援を受けて開催するものです。
https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/ [2016/09/11]