初めて作品にお目にかかりました。増殖する眼球、崩れて中身(?)の露わになった顔面。なかなかに直視し難いであろう作品の数々です。(でも、熟視しちゃった。)
「目さえ潰れてなければ美人なのにね、というのは逆で、みんなどこか潰れているのに、それに気が付かないのかね?」
思わず確かめるように、目のあたりを触ってしまう。
暴力によって外から切り開かれるまでもなく、
増殖して渦巻いて堪え切れずに行き場を失くしたなにものかが、自分からも溢れ出ているのではないかしらという不安に駆られて。
むろん、すべてを曝け出した彼女たちは醜いどころか、女神のごとく聖なるもののようにもみえるものでした。「美人」。
ポスターハリスギャラリーさんは渋谷のなかでも本当に大好きな空間です。アングラポスター展のときに初めて訪れて、これまでこんなに家から近い場所にあるのに知らなかったのはなんてもったいなかったのだろうと感じています。これからもたくさんの素敵な出会いがありますように。
こんど、こんなのもあるって。
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