2017/04/02

ブライス15thアニバーサリーエキジビション『スウィート セレブレーション』、清水真理「Dolls Fantagic Circus」横浜人形の家





横浜人形の家のブライス展と清水真理さんの個展。

ブライス展は歴代のブライスが一堂に会して…という感じで、過去に開催されてきたブライス展とさして大きくは内容が変わらず、目新しい何かがあったわけでもない(気がする)。人形それ自体の展示の機会があるだけで貴重ではあるけれど、タカラトミー以降のブライスの歴史はそれほど深いわけではないし、コンテンツに限界があるというか。
きっとそんな余裕はないのだろうし大人の事情もあるのだろうけど、ヴィンテージになったアメリカ時代のブライスについてはもっと色々知りたいと思う。それが難しければ、愛好家たちの写真のコンテストでもして、その展示があるとかであればまた広がりがあって面白いと思うのだけれど。あとは、カスタムだったり、お針子お裁縫文化だったりもあるわけだし。ドールそれ自体の商品史というより、ドールをめぐる周辺のあれこれにまで射程を広げてもっとカルチャーとしての分析や考察が見られたら面白いのになと思う。

清水真理さんの個展は本当によかった。私の心の共鳴しちゃう子、みっけ。

鈴木理策 「Mirror Portrait」タカ・イシイギャラリー




 生まれて初めて、写真家さんの作品の被写体になりました。以下、自分の感想をFacebookから転載。

不思議な体験だった。このポートレートのシリーズではモデルの前にあるのは一見ただの鏡でモデルから見えているのは自分の姿だけであり、実はその鏡の裏の反対の部屋にカメラがあって秘かに撮影されている、という仕組みが用いられている(所謂マジックミラー)。

見られていることをこちらが完全に知らないのであればそれは単なる窃視であるけれど、向こう側から確実に自分が見られているということを知っていながらもどのように見られているのか、いつシャッターを切られているのか分からないというのも奇妙なものではある。向かい合っているのは自分の顔なのに、本当はその奥に自分を覗いている存在があるということは知ってしまったら意識しないではいられない。鏡の前に立つ恐らく僅か1分程の間、レンズに射竦められる感覚で身が強張ってしまうことはない一方で、自撮りはおろか中高時代からプリクラを撮るのも苦手だった私には(これまでのFBのプロフィール写真だってずっと人形だったし)、目の前の鏡を活用して自分の今日一番の決め顔をしてやるわ、なんて余裕があるはずもなく、どこかずっと気が落ち着かないでいた。 
 
仕上がった写真にあらわれた自分の表情にはそうした戸惑いというか居心地の悪さのようなものを感じている様子がありありと出ているなと苦笑していたのだけど、一緒に展示を見たひとにそれを伝えると、私がとても頻繁にしている表情と仕草だよ、ということを言われる。やっぱり私は普段からなにかしらにソワソワしているみたい…?


自分の写真が展示されていること、そしてそれが値段をつけられて売られていることへの気恥ずかしさと嬉しさと奇妙な感覚が入り混じった状態で展示を眺めることになった。自分以外の方の写真も面白い。それぞれ表情や仕草に特徴があり、素があらわれてしまうというか。撮影者が見えているかのように、あるいは未来に自分のことを眺めてくる鑑賞者に、挑発的に視線を送り返す人もいれば、私のように目線を逸らして戸惑った表情を浮かべている人も。放心しているように見えたり、哀しみを湛えているようだったり。自分自身に酔っているかのような人もあり。

実は、『芸術新潮』にも採用されたので少し嬉しい。思わぬ形で美術雑誌デビュー…。

『花鳥絢爛 刀装 石黒派の世界』刀剣博物館、『月——夜を彩る清けき光』 松濤美術館


■『花鳥絢爛 刀装 石黒派の世界』 刀剣博物館


これほど近所にあって気になってはいたのに、初訪問。日本刀は勿論初心者だけれど、刀というよりもその装飾の展示だったために知識がなくても楽しめた。れっきとした武具であり殺傷のための刃物であるにもかかわらず、美術品として愛でられる。指で刃にそっと触れてなぞりながら、柄や鐔を目でじっくりと撫でてみたい。危うさを秘める煌めきは、鋭くもあり同時に鈍くもあるようで、いつ露わになるとも知れぬそんな暴力性とは無縁にもみえる、絢爛で典雅な装飾たち。用と美との絶妙な均衡?
たぶんその美学の精髄が存分に詰まっているのが、私の中のイメージでは赤江瀑。


■『月——夜を彩る清けき光』 松濤美術館


「月」をテーマにした展示。聞いただけで嬉しくなってしまう…。

2017/04/01

『ティツィアーノとヴェネツィア派展』東京都美術館



 ティツィアーノ。ティツィアーノの描く女性もまた「目」が殊更に美しい。優しく微笑んでいようと、陶酔の表情を浮かべていようと、しっかりと己の意志をもっているひとの眼差し。…のように、私には思える。
 「フローラ」、「ダナエ」がやはり圧巻。フローラの手にしている花は、薔薇・スミレ・ジャスミンだそう。

2017/03/10

銀座〜新橋の展覧会(2017年3月頃?)

この下書きを作った時のことを覚えていないが、たぶんその日にまとめて回った展覧会たちのポスター画像。





2017/03/02

『江戸の絶景——雪月花』太田記念美術館


 江戸時代の絶景を描いた作品、「雪」「月」「花」「山と水辺」「寺社」とテーマごとに展示。広重、北斎、国芳など。太田記念美術館の展示はコンパクトで、さくっと、でもしっかりおいしい。

『ふわふわシナモロール展』松屋銀座


シナモン愛、炸裂。