2017/04/02

『花鳥絢爛 刀装 石黒派の世界』刀剣博物館、『月——夜を彩る清けき光』 松濤美術館


■『花鳥絢爛 刀装 石黒派の世界』 刀剣博物館


これほど近所にあって気になってはいたのに、初訪問。日本刀は勿論初心者だけれど、刀というよりもその装飾の展示だったために知識がなくても楽しめた。れっきとした武具であり殺傷のための刃物であるにもかかわらず、美術品として愛でられる。指で刃にそっと触れてなぞりながら、柄や鐔を目でじっくりと撫でてみたい。危うさを秘める煌めきは、鋭くもあり同時に鈍くもあるようで、いつ露わになるとも知れぬそんな暴力性とは無縁にもみえる、絢爛で典雅な装飾たち。用と美との絶妙な均衡?
たぶんその美学の精髄が存分に詰まっているのが、私の中のイメージでは赤江瀑。


■『月——夜を彩る清けき光』 松濤美術館


「月」をテーマにした展示。聞いただけで嬉しくなってしまう…。

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