横浜人形の家のブライス展と清水真理さんの個展。
ブライス展は歴代のブライスが一堂に会して…という感じで、過去に開催されてきたブライス展とさして大きくは内容が変わらず、目新しい何かがあったわけでもない(気がする)。人形それ自体の展示の機会があるだけで貴重ではあるけれど、タカラトミー以降のブライスの歴史はそれほど深いわけではないし、コンテンツに限界があるというか。
きっとそんな余裕はないのだろうし大人の事情もあるのだろうけど、ヴィンテージになったアメリカ時代のブライスについてはもっと色々知りたいと思う。それが難しければ、愛好家たちの写真のコンテストでもして、その展示があるとかであればまた広がりがあって面白いと思うのだけれど。あとは、カスタムだったり、お針子お裁縫文化だったりもあるわけだし。ドールそれ自体の商品史というより、ドールをめぐる周辺のあれこれにまで射程を広げてもっとカルチャーとしての分析や考察が見られたら面白いのになと思う。
清水真理さんの個展は本当によかった。私の心の共鳴しちゃう子、みっけ。
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