2016/08/12

「犬神左兵衛の密かな愉しみ」「犬神左兵衛の密かな愉しみ 第二章」マリアの心臓(銀座)





 マリアの心臓、銀座での二回目の展示。演出、美術を手掛けているのは劇団で、寺山の戯曲「犬神」のときのセットをそのまま利用しているのだそう。

 本当に言葉も出ず圧倒されて、移動するたびにため息ばかり。この世界観にはもちろん大原のを訪れてかなり慣れてはいたのだけど、展示数も人形の種類も多く、ここまで気合の入った凄まじい演出だとまた。
 一畳くらいの小部屋が4つくらい並び、中央の一番大きな部屋には日本人形からビスクドール、三つ折れ人形、現代日本人形作家の最近の作品までさまざま。勿論、人形だけではなくて絵画や彫刻なども同時に展示されているが、それがひとつのマリアの世界を形づくっている。

 「人形」が内包しているありとあらゆる雑多性、そのカオスの演出という点でいったら、それを最も素晴らしく体現できるのは個人的にはやはりマリア以外には有り得ないとあらためて感じた。
 第二章も行って、こちらもだいたい第一章のときと同じ。

 佐吉さんにも二回とも遭遇。一回は若い女の子とのアルバイトの面接中でした。

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