2015/06/27

「Salon d'histoire naturelle 博物蒐集家の応接間 蜜と毒 気配」

「Salon d'histoire naturelle 博物蒐集家の応接間 蜜と毒 気配」、2015/6/9訪問。

 全国からいくつかのアンティークショップが集い、合同で企画された展示会。展示されていたのは、剥製・標本・天文・解剖画・キリスト教・博物画・植物画・衣類・義眼・人形・銀器…といった、あれこれ。いずれも蒐集欲をそそるものばかりで、もちろんすべて値札が付けられている。

 これまでアンティークのものに対してはどうも抵抗があり(持ち主の霊がこもっているようで…こんなことを言う柄ではないのだけれど…)、各地でしばしば開催されている蚤の市などに出かけたことがなかった。けれど19世紀、18世紀のものが目の前にあると思うと自然と心は吸い寄せられていた。アンティークといってもとりわけこの展示のコンセプトである「蜜と毒」を纏い秘めたオブジェたちが一つの空間に集められ鎮座しているというのはよくよく考えると非常に贅沢なことであり、こんな機会も珍しいものだと思う。


渋谷神南、グリモワールが入ったビル。






スペイン語で書かれた星座早見表。
天体モノはいつまでも心惹かれてやみません。




最も心の奪われた、義眼たち。灰色の虹彩。血管もきちんと入っている。
ネットで商品情報を読んだところ、ルーアンで見つけた本物の義眼の作成キットだということ。



バンビと、くまさんのぬいぐるみ。


晩餐。

 ブローチなど。中には持ち主の遺骨が入っているというものも。
下の並んでいる銀のボタンは、フランスの博物館の制服のボタンだそうです。

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