「空想百貨博物館」!
2014伊勢丹IRODORISAI彩祭というものだそうです。
http://www.miguide.jp/irodori2014/
伊勢丹って本当にどうしてこうもセンスが素晴らしいんだろう、相変わらず。
百貨店をそんなふうに見たことなんてこれまでなかった。だって、「デパート」なんて響きがダサい…。大量消費社会の産物くらいとしかみなしていなかった。
でも確かに、言われてみればそうだよなぁ。アンティークショップとか、がらくた屋さん、といったたぐいの店が私の眼に魅力的に映るのは至極まっとうなこと…として、その一方で、デパートは対極にある。商品のひとつひとつが厳しいチェックを受け、品質管理のもとに晒され、はじかれたものはすべて淘汰されてしまう。人気を集めないものはそこに長くとどまる資格はなく、人の気を惹き、お持ち帰りをされる自信と魅力を持ったものものだけが、そこに居場所を確保できるのだ。
男性向けのネクタイ、スーツ、女の人のお靴にバッグ、ゴージャスな家具調度品や、きらきらとかがやくグラスにお皿。子供のおもちゃは車のミニチュアからキャラクターのぬいぐるみまで…、ありとあらゆるものが陳列して、お客さんにアピールしている!そうそう、あえて口に出すまでもない。まさしくフェティッシュの宝庫!なのだよね。
6つの分類に沿ったガラスの中の展示品、大きく描かれた宇野さんの絵に、加えられた解説のコメントなんかがひとつひとつ、本当に気が利いていて、すてき…。
まあまあ、いろんないみで、今回の企画展の絵を担当された方として宇野さん以上にぴったりの方もいないだろうなと思う。そしてそれがこんなにさまになるのも、伊勢丹だからかもしれないなぁ。
しかし、予期せずして街中で見つけてしまった久々にドキドキっとしたすばらしい出会いでした…
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